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損益計算書

企業の経営成績を理解するには、この損益計算書を理解することがまずは重要と言えます。
損益計算書というと、いかにも難しそうなネ−ミングがついているので、なにやらつきあいにくそうな印象を受けますが、しかし、その基本的な形は、会社が1年間にどれだけ収益をあげて、どれだけ費用がかかったのか、その結果としてどれだけ儲かったのかを表現したものにすぎません。つまり、基本は収益−費用=利益 であり、このシンプルな算式こそが、損益計算書を端的にあらわすものなのです。
企業の財政状態を理解するには、この貸借対照表を理解することがまずは重要と言えます。
(2003年10月)
営業損益
まず営業損益についてですが、会社の利益の源泉は 「売上高」 ですが、ここから 「原価」 をひくと利益が出てきます。これが通称 「粗利益」 といわれるもので、決算書では 「売上総利益」と表現しています。さらに、この売上総利益から人件費や広告宣伝費、あるいは運送費などの 「販売費および一般管理費」 といわれる諸経費を差し引いたものが、本業での営業活動から獲得した利益、つまり 「営業損益」 となるのです。
経常損益
経常損益とは、その会社が本業以外の経営活動で得られた儲けや損失が入ってきます。
「営業外利益」 は、金融活動やその他の活動で得た収入、つまり受取利息、受取配当金、雑収入などのことです。逆に費用として計上しなければならないものもあります。これが 「営業外費用」といわれるもので、支払利息、手形売却損、雑損失などがこれにあたります。会社の借入金が大きければ支払利息がかさみますし、資金繰りのためにやむをえず受取手形を割引くと、手形売却損が増大することになるわけです。この下に位置するのが 「経常利益」 といわれるもので、営業利益に営業外利益を加算し営業外費用を引いた結果の値を指します。この経常利益は、経営上の利益を算出して本当の儲けを表示しているわけですから、最も関心のもたれる重要な利益ということができます。
特別損益
以上ですが、なかでも重要な利益はいったいどれなのでしょうか。売上高から売上原価を差し引いて算出する売上総利益は、営業活動のなかで最も基本となる生産・販売活動や仕入・販売活動から生み出されるものです。この利益がなくてはどんな経営も成り立ちません。その売上総利益の、売上高に対する割合をみるのが 「売上高総利益率」 です。俗に粗利益率などと呼ばれています。また、この比率が高ければ高いほどよいわけです。
売上原価は 「売上を獲得するために使ったお金」 と表現できます。実際には売上原価の算出はかなりやっかいな面もありますが、売上総利益を増やすには、コスト削減、つまり、商業の場合には少しでも安く仕入れ、在庫や売れ残りを少なくすること、製造業の場合には、安い材料(質は低下させず)の調達や省力化、合理化によって売上原価を減らすことが必要となってきます。粗利益率については、業種によってかなり数値に違いがありますが、同業種の中ではどこでも同じような傾向があります。同業他社よりも高い粗利益率を達成している会社には、商売上何かしら 「強み」 があるものです。
参考
- 売上高総利益率(%)=(総利益÷売上高)×100
- 労働分配率=(給料手当+労務費+福利厚生費)/加工高×100
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2003年10月
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